水引は結び方によって使用シーンが異なる

御祝儀袋に付いている飾り紐のことを「水引」と呼び、結び方によって適した使用シーンが異なります。一度結んでしまうとほどくのが難しくなってしまう、輪結びやあわじ結びの水引が付いたものを結婚式用の御祝儀袋として選ぶのが最適です。特にあわじ結びは両端を持って引っ張ると、さらに強く結ばれてしまいます。簡単に結び直すことはできないその様子から、「末永く付き合う」という意味も持っている結び方です。

結婚というイベントは人生に一度きりであることが望ましいため、繰り返し結び直せてしまう蝶結びの水引が付いた御祝儀袋は結婚式用におすすめできません。結婚式用の御祝儀袋を購入する際には、水引の結び方に注意して選ぶようにしましょう。

水引は色にも意味がある

水引は結び方だけでなく、色もさまざまな種類があります。赤と白、金と銀、黒と白など、その種類はさまざまです。水引の結び方によって持っている意味が違ったように、水引の色にもそれぞれ意味があるため気を付けてください。御祝儀袋を選ぶ時には、水引の結び方と一緒に色にも注意します。一般的にお祝い事全般に使用されるのは、赤と白の水引です。また金と銀の水引は限られたお祝い事に使用するものなのですが、結婚式用に選んでも問題ありません。

一方結婚式用の御祝儀袋を選ぶ際に避けてほしい水引の色が、黒と白や黄と白です。これらの水引は、お悔やみ事で使用されます。結婚式に呼んでくれた友人が黄色が好きな人だったとしても、黄と白の水引を使った御祝儀袋を選ばないように注意しましょう。